今日はe4b Step4-6で行っている、「議論を可視化するトレーニング」について書いていきます。
英語のトレーニングをしつつ、すこしずつ構造化してメモをとる練習をしています。
例えば、こんな英文を聞いて生徒さんは、写真のようにメモをとってくれました。
”There are two ways of looking at risk. One way of looking at risk is to devide the risks to an organization between internal risks and external risks. Now, some exapmles of internal risks include injuries to employees within a factory or, alternatively, a fire in a warehouse. Examples of external risks can include an earthquake or tsunami affecting a site, or alternatively, a change in exchnage-rate mechanism. Now, I mentioned there were two ways of looking at risk. The other way of looking at risk is to devide up risk int four categories. (Upper Intermediate Market Leader から引用)
「リスクを見るには2つの方法がある。一つは組織の内と外と分けてみる方法だ。例えば、内部のリスクは工場内の従業員のけがや倉庫内の火災などが含まれる。外部のリスクとしては、現場に影響がある地震、津波等、また、為替変動要因などもあげられる。リスクを見るのに2つの方法があるといったが、もう一つの方法は4つの分類で見るやりかたがある。」(千晶先生訳」
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レッスンでは、シャドーイングしつつこのメモを見て、また、「概要を英語伝える」ということをお願いしました。
このようにして、「議論を自分なりに可視化」して「サマリーをする」トレーニングをしています。
外国人との会議に出始めると「英語でかっちょよく話している人たちが全てスバラシイ意見を述べている」ように見えますが、リスニングの理解度が上がると、必ずしもそうでないことがわかる時期がきます。
特に各国から参加者がいて、まれにファシリテータがいないことがありますが、そうすると「議論がとっちらかる」ままになります。
また、各国から来ているから、理解がずれることはあります。
「前提知識が共有できてない、もしくはずれている」
「言葉の定義がずれている」
そんなときは、こんな風に、議論を紙で書いて、サマリーしてくれたりすると溝がうまって、理解が共有できます。
それと、特にブレインストーミング等では、意見が発言される中、統合したり、
「これは少し違うよね」などと意見を集約することも必要になってきます。
e4b Step4-6では、英語をリスニングして、それを構造化したメモをとれるようにトーレニングしています。
構造化というのは、
-キーメッセージ
-サポート
-具体例
などと、整理をしていくことです。
今はコロナ禍でオンラインが多いので、その場合はSurfaceペン+Zoomの画面共有とかZoomの画面共有のホワイトボードとか、使いこなすといいのではないかな。
IT系苦手なら「紙とペン」でもいい。とにかく、議論をさくさく整理してくれると、とてもありがたい存在になると思います。
特に、日本人が議論を言語でリードするのは、時に言語的なハードルがあるので苦しい時があります。でも、「議論を可視化⇒サマリーする」ことを買って出ると、
「お!」と存在価値が高まるように思えて、日本人がグローバルなビジネスシーンで貢献しやすいロールの一つではないかな、と思っています。