e4bのブログ

同時通訳をしていた私がビジネスパーソンや子供に英語を教える日常

論点(イシュ)に沿ったリスニングをするために。

さて、久しぶりにビジネス英語の記事を書きます。

「論点に沿った議論」を英語でするにはどうしたらいいかと、ずっと考えてきました。現時点での私の考えは、「情報を構造化して理解できるリスニング力を目指しつつ、遅れながら論点に沿った発言力を鍛える」というのがいいと思います。

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リスニングしながら、論点に近い情報を取りに行こう!

 

この理由は、相手の発言をしっかり受け止められれば、ここをベースに自分の意見を言っても効率的な議論ができるからです。

逆に言うと、「リスニングのチカラ」がないと、理解に齟齬生じてしまい、これをベースに発言しても、結局は相手との議論のポイントがずれてしまうからです。

 つまり、「発言力」があったとしても、「語学の理解力=リスニング力」がないと、相手の発言を聞き取れない。そうすると、論点ずれずれの議論が発生します。

  

では「論点に沿ったリスニング」のチカラを育むにはどうしたらいいか?

まず1、精緻な理解力を鍛えて、

その後、2、論点に関する情報を取りに行くような気持ちでリスニングのチカラを鍛えるのがいい。

と私は思います。

順を追って話しますね。

 

「コミュニケーションのために、ビジネスパーソンが英語を学びなおす」なら、リスニングからがおすすめ、というのは以前、こちらのブログでも、ご紹介しました。

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 またリスニングといっても、ぼーっと聞くだけではなく、e4bでは、同時通訳の基礎トレーニングである、「シャドーイング」や「サイトトランスレーション(略してサイトラ)」を酷使しています。

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Step2以上のレッスンで毎回行うのが、シャドーイング→サイトラ→シャドーイングの組み合わせです。

 

ざっくりいうとこんな感じ 

  1. シャドーイングで音を押さえる:発音から積み上げてきた音の理解を文章につなげてシャドーイングで音に慣れていきます。
  2. サイトラで前から意味をおさえる:リスニングに効果的なように、前から前から意味を押さえていきます。始めはマイペースで、次第にスピーディに理解できるようにしていきます。
  3. 最後にまたシャドーイング:ここで意味と音をつなぎ合わせます。

こうすると精緻に聞く癖がつき、「あー、わかった!」感が強くなります。責任のある業務をするためには、この精緻な理解が大切です。

 

ただ、この状態はまだ、単語一つ一つを追っている状態。これを私は、

アリさんが一つ一つならんだ状態」と言っています。

どこが重要で、どこが重要ではないかを、この段階ではまだ、そんなに認識していないのです。

 

 ビジネスパーソンが将来的に、ビジネスで英語が使えるようになるためには、ここから

もう一歩英語を「情報をとるために」の聞き方に歩みを進める必要があります。

 

例えば

What do you like most about your job?(あなたは業務の何が一番好き?)

 

という問いがあったとしましょう。

 

What I enjoy the most about the work I do is that there is no such things as a typical day.  I work for different clients on different projects, and when the client needs me for something…(私が一番好きなのは、典型的な一日がないってこと。様々なプロジェクトでいろんなクライアントのために働いたりするし、クライアントが求めれば。。。)

 

(上記、Market Leader Elementary 3E より 抜粋、一部加筆修正)

 

とリスニングが続くときに、この 下線部の太字がキモで、他は事例だよね、と整理しながら理解できることが次第に大事になってきます。

 

問いは、discussionに入るとキモとか、論点とか、イシュとか、とにかくこの場で議題になっていること、という感じになります。

 

このポイントをついたリスニングができる、ということが論点がかみ合う自分の発言をする基盤になります。リスニングができなくて、連想ゲームみたいにわかったところだけつぎはぎすると、本当に論点が合わない議論が延々続きます。とほほって感じなの。時間くうし。日本人のビジネスパーソンには「びしっと論点を拾って」「びしっと返して」、きりっとした議論をぜひぜひ、お願いしたいな。

 

論点が合う議論をするための、キモは、まずは精緻なリスニング。そしてここから構造化された理解にリードしていきます。構造化というのは、平たく言うと、「結論→理由→結論」という風に頭の中で整理しながら進める、ということね。

リスニングのトレーニングをしっかりしてれば、発言力は後からついてきます

   

さて、e4bのStep1からこつこつ始めた生徒さん。彼女は仙台の女性起業家で、イベントプロデュース業をされている鈴木未来さん。(お名前だしご本人の許諾いただきました)いろんなことがありながらこつこつ階段を上がってきました。フォニックスで一つ一つの発音から、そしてシャドーイングを一から学びました。先週、このご説明をしたとき、「うあー、未来さん、ここまできたねー」と私もうれしくなりました。

 

彼女は現在Step2のオンラインパーソナルを継続受講しています。嬉しくなったのでみなさんにご報告の形で、彼女の努力を讃えたいな。

 

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追記:未来さんからコメントいただきました。
「うれしいです!私みたいな初歩の初歩でも、千晶さんのレッスンで前に進める事は、皆さんに知って欲しい!!今考えると、フォニックスから始めて、マーケットリーダーなんて無理!って前は思っていたのに、今なんとかついて行けるなんて、振り返れば進んでる!!と改めて実感出来ます。」


私もすごくうれしいです~!