東北もつゆが明けました。いよいよ暑い夏になってきました。熱中症にならないように、気を付けてくださいね。
でも、今年の2019年7月の前半は、いつもの夏よりとても涼しくて、その間、夏椿がとても大きく咲いてくれてました。ここ最近は、7月が暑くて暑くて、つぼみのまま枯れてしまうこともあったので、嬉しかったです。
玄関がわの夏椿は、もう植えて約10年くらい経ちます。ことしは大きなお花をたくさんつけてくれました。
種がたくさんついたときに、玄関がわの夏椿の種から、芽がひとつだけ 6年前にでてくれました。たくさんある種から一つだけでてきてくれたので、嬉しくてそれをそっと、庭に植えてみました。だから玄関側は「親なつつばき」、庭側は「子どもなつつばき」があります。
庭がわの夏椿はずっと葉っぱだけしか出てこなくて、「ことしもきみは咲かないねえ、いつになったら咲くんかねえ」とのんびり話しかけながら、毎年水をあげていました。
特に今年は、母の介護が私の心を占めていて、あまりお庭のお仕事を楽しめていなかったけれど、気が付いたらようやく庭の夏椿が花をたくさんつけてくれていました。
あきらめずに、お水をやり続けて、良かったなあ。
そして、見ていると、人の成長も似ているな、と思いました。子どもは、「大人の思う通り」には育たません。けれど、希望をもって接してあげて、励ましてあげて。優しく見守りながら大きくなるように栄養を与えて。待って待って、待ってみる。そうして、受験などの関係で、レッスンを卒業して、数年たって偶然出会うと、立派な青年になっていたり、きれいなお嬢さんになています。そして、「先生!英語の専攻できる大学に進みました!」と言ってくれたり「外資系に決めました」なんて言ってくれたり。そんなとき、彼、彼女の「人生に種」を植えたように感じることがあります。
いまご縁をいただいている生徒さんたちも、大きな花がさくように、レッスンでがんばって、お水を上げようと思います。